＜給湯器転倒防止工事＞
今回の工事は、賃貸住宅の給湯器が地震で倒壊するのを防ぐための処置を行いました。
お客様から「以前の大きな地震で給湯器がずれてしまった」との連絡を受け現地の状況を確認しました。
建物は築40年以上の古い物件で、室内のスペースに給湯器が設置されていました。
給湯器の交換も検討したのですが、部屋数も多く、設置スペースの確保も難しい状況でした。
また現時点では故障もなく正常に稼働している為、給湯器が地震で倒れないようにする方向で進めることにしました。
収納スペースがコンクリートで造られていることを活かし、給湯器に傷がつかないように樹脂で保護されたステンレスワイヤーを使用し、
裏側にアンカーを用いてステンレスアイナットを取付し本体をしっかりと固定しました。
この方法でコストを抑えつつ倒壊を防ぐ効果があるため、オーナー様からは全ての部屋でも工事を進めたいとお話を頂きました。
現在の不確実な時代において、安全確保はこれからも課題となると思います。
＜使用材料＞
・ステンレスワイヤー4mm（樹脂巻）
・ステンレスアンカー8mm×60mm
・ステンレスターンナックルハッカー
・ステンレスアイナット8mm
・ワイヤークリップ4mm用
施工後
施工前
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